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PDICのしかた

 

 

 

 

 

 

 

 

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はじめに

口上

PDICについて

DDwin(Buckingham EB Player)かPDICか

PDIC-CE Tips

PDIC辞書化の方法

PDIC辞書化の例

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What’s New

04/01/22 「Excelで作成した単語帳をPDIC化する」更新、「Accessで作成した単語帳をPDIC化する」追加

 

 

はじめに

口上

 

TaNさんの作られたPDIC、特にWindows CE版は私の「どこでも辞書」の夢をかなえてくれるものでした。Sigmarion IIを購入したのもPDIC-CEを使うためでしたし、関連サイトの情報により一通りの辞書を揃えることができました。開発者ならびに関係者の方々に感謝いたします。ここでは、ささやかですが、PDIC-CEを中心に自分なりに悪戦苦闘した結果など紹介できればと思います。

 

PDIC辞書化の詳細・スクリプトは各lzhファイルにまとめてありますので、興味のある項目があればDownloadしてみてください。

 

 

□ ご注意 □

 

以下の解説は、テキストエディタ、awk、Perl、PDICの基本操作(内容を参照・修正、既存のスクリプトを実行、PDIC辞書変換する程度)が出来る方を対象とします。内容は決して難しくありませんが、コマンド入力などもあり、初心者向きではないかもしれません。また変換が完璧でないものもあります(データが巨大で検証が難しい。PDICならデータ修正も容易だが)。辞書CD-ROMのバージョンによっては説明通り処理されない場合もあります。スクリプト等は現状渡し・無保証です。これを使用した結果についてはいっさい責任持ちません。報告された不具合については前向きに対応したいとは思いますが、その義務を負わないものとします。スクリプト等の流用・改造・公開はご自由にどうぞ(できれば御一報いただけるとありがたいですが)。

 

感想などありましたらこちらへ:

 

takasekine@infoseek.jp

 

 

PDICについて

 

PDIC (Personal Dictionary)はTaNさんの開発された辞書閲覧・編集ソフトで、現在Dos版、Windows版、Windows CE版があり、Unicord版も現在テスト中です。他アプリのマウス位置の単語訳をポップアップ表示するDokoPop! (Windows版のみ、Win98以降用)も便利です。

 

* 詳しくはPDIC Home Page

 

PDICの使用法については、PDIC同梱のマニュアルの他、CD-R版英辞郎_Fan!も併読されるとより理解が深まると思います。

 

 

DDwin(Buckingham EB Player)PDIC

 

よく混乱する方がおられますが、同じ辞書検索ソフトといっても、DDwinとPDICは似て非なるものです。

 

DDwin[*1]は電子ブック/EPWINGプレーヤーと言うべきもので、市販の電子ブックやEPWING版CD-ROMを直接閲覧することができます。フォントも多様で、タグジャンプも可能、図や音も出る。強いて欠点といえば、内容の編集・追加ができないことくらいでしょうか。市販の多くの辞書に対応し、英辞郎や他形式の辞書もEPWING化することで使用可能です(各EPWING化情報はネットで入手可)。Windows CEには未対応のため、従来は辞書変換してPDIC-CEで利用するのが一般的でした。ところが2003年3月、DDwinとほぼ同機能のBuckingham EB PlayerのWindows CE/PocketPC版が正式公開されました。Windows CE機でもそれが可能になったわけです。

 

一方、PDICは単語帳の発展したものです[*2]。本来の使い方はユーザが自分用の辞書を作ることで、いつでも参照・編集・追加可能であるのが特長です。単語テスト・暗記マークなど単語帳ならではの機能も嬉しい。英辞郎など、利用可能な辞書も数多く公開されています。もちろんWindows CE機でも動きます。反面、市販の辞書を扱うには(この後ほとんどがその解説ですが)やや面倒な作業が必要となり、制約もいくつか出てきます。

 

ということで強引にまとめると、初心者や辞書の閲覧が主ならDDwin(Buckingham EB Player)が簡単かつ便利、マイ辞書の作成や辞書に書き込みをしたいのならPDIC(PDIC-CE)となるでしょうか。操作を統一するためどちらかに一本化することも今では不可能でないし、同時使用も問題なし。選択肢が増えるのは悪いことではないので、両方試してみて、辞書環境を使いやすいように整えてみてはいかがでしょうか。ともあれ、手軽に持ち歩ける「どこでも辞書」であって、単語や用例を書き込む、という用途にはPDICは理想的なものです。多少の手間はかかっても、使い始めると手放せなくなる優れ物であると言えましょう。

 

[*1] DDwinは辞書のPDIC化で重要な役割を果たします(後述)。

 

[*2] PDICWにはEPWING辞書を扱う機能もありますが、TaNさんによると手元のリーダーズ英和辞典(EPWING版)を参照するために対応させただけでフル実装ではなく、ユーザのEPWING辞書が「動かなければあきらめてください」とのこと。正式な対応については、資料の入手法、PDICとの整合性等の理由からその予定はないそうです。詳細はPDICの[Help]-[目次]-[メニュー/キー操作]-[EPWING/電子ブック]を参照のこと。

 

 

PDIC-CE Tips

 

l         PDIC-CEの不具合

 

PDIC-CEの現バージョン(v1.25)はかなり安定している、という印象を持っています。が、次の点が改善されたらもっといいなあ、というリスト。

 

1.      PDIC-CEに限らずすべてのPDICに共通だが、単語入力の際、ポインタが特定の単語にロックされ、目的の単語に行き着かないことがある。単語入力をゆっくり行なうと多少は改善される。逆に、単語を一気に入力あるいはFEPで一度に確定するとよく起きる。

 

2.      PDIC-CEの検索でフリーズする不具合がある。

 

3.      [View]-[1行表示(L)]の設定が記憶されず、その設定・解除が出来ない。とりあえずはレジストリ・エディタで HKEY_CURRENT_USER\Software\ReliefOffice\PDICU\Common にある OneLine を修正すれば良い(0: 複数行表示、1: 1行表示)。

 

 

l         愛用する辞典

 

今のところプログレッシブ英和中辞典+大辞林でほとんど用が足りますが、それに無ければ自宅で書籍のリーダーズ+リーダーズプラス英和、ランダムハウス英和、COBUILD等々を引いて追加しています。でも、大辞林がアイドル名鑑に近づいてゆくの、なんでだろ。そういえば自作の英和辞典(「DUO2.0」から出発して現在約2万語)があるのですが、これとLONGMAN英英が絶妙の組み合わせであることに気付きました。自作英和、英英の順に辞書登録すると、チェック済みの単語には頭に日本語訳が入るわけで、LONGMANと対比して訳を検討、また新たに日本語訳を考えるのは良い勉強になりそうです。プログレッシブ和英中辞典は入れただけ。英辞郎も使っていないけど、プログレッシブに無いものだけ抜き出したら面白いかなぁなどと考えています。あと郵便番号辞書は仕事上手放せません。

 

最近Buckingham EB Player for Windows CEにブリタニカ百科事典とリーダーズ+プラスV2を入れました。こちらは完全に参照のみで、PDICの辞書は書き込み用という使い分けをしています。同時に開くとキーひとつで辞書を切り替えられるのも便利です(ちなみにPDICWでは[File]-[新しいPDICを開く(N)]で複数のPDICを開き、異なる辞書グループを同時に使用できる)。しかし、書籍だと全部で何kgあるのでしょう?

 

*プログレッシブ英和・和英はMicrosoft Office2000同梱のBookshelf Basicからネットにあった情報をアレンジしてPDIC化しました。しかし現在のBookshelfには同辞書は入っていないようなので、具体的な変換手順は割愛します。

 

 

l         CFカード

 

Sigmarion IIで英辞郎などの大きな辞書を使う場合CFカードに辞書を入れることになりますが、このCFカードは内部RAMに比べて読み書きがかなり低速なので、大きな辞書の編集は事実上不可能です。1単語の追加に数時間以上かかることもあり、その間ハングアップ状態になります。閲覧は問題ありません。PDICWでも推奨されていますが、新単語は別に用意したユーザ辞書に追加するのが、特にCE機では正しい使い方になります。大きな辞書を編集したい時は母艦でまとめて行なうようにすればよいでしょう。

 

最近IBM Microdrive 1GBを入れました。大きな辞書を好きなだけ入れられると喜んでいたら、読み書きがCFカードよりもさらに低速で、ユーザ辞書(約1MB)への追加も数十秒かかるようになってしまった。悩んだあげく、ユーザ辞書を内部RAMに置くことで解決、快適に追加できるようになりましたとさ。

 

*CFカードも2GB、4GBが発売されています。

 

 

l         発音記号フォント

 

PDIC-CEで発音記号のIPA93フォントを導入するには、

 

1.      Windows\FONTSフォルダにIPA93フォントを置く。

2.      それを一度、他のフォントと同様のWindowsフォルダに移動する。これで「発音記号」の選択画面にIPA93フォントが表示されるので選択。

3.      フォントを再度Windows\FONTSフォルダに移す(Windowsフォルダのままだと他のアプリケーションで文字表示がおかしくなる場合がある)。

 

という手順で行なえばよいようです。(孔来座亜さん、ありがとう)

 

 

l         英辞郎

 

英辞郎CD-ROMサービスやアルク社の英辞郎CD-ROMにある辞書(*.dic)は、アルク社のHPでは「そのままでは使えない」となっているけれど、PDICWでもPDIC-CEでもそのまま使えたと思います。ヘタに変換作業をして「動かない」という質問が多いけれど、まずはそのままコピーして動くかどうか試してみてください。

 

 

l         履歴について

 

[ESC]を押せば、WORD欄にある単語がクリアされると同時に履歴に記録されます。

 

 

l         辞書が壊れた

 

PDICWとPDIC-CEを毎日愛用していますが、現在のバージョンはかなり安定している、という印象を持っています。PDICによる辞書の破壊は一度もありません。しかし、PDIC動作中に強制終了やリセットがかかるとHDDやCFカードに不具合が生じ、その結果辞書が正しく読めなくなる事はあり得ます。特定の単語でエラーが出る、表示が突然おかしくなった、変な動作をするといった場合、まず次のチェックは不可欠でしょう。

 

1.      ScandiskでHDD(CFカード)を調べる(「エラーを自動的に修復」をチェックする)。エラーが無ければそれで良し。とにかくHDD(CFカード)が正常であることが大前提。

 

2.      上でエラーが修復されても辞書が正しい保証はない。バックアップしておいた正しい辞書と交換、またはテキスト形式から再度PDIC辞書に変換する。

 

3.      PDICで該当辞書のチェックを行なう([File]-[辞書ツール(L)]-[辞書のチェック(K)])。

 

また、特に試用中、辞書を別フォルダへ移動したのにPDICの登録を変更しなかったのが原因で不可解な動作をするケースがあるようです。辞書を移動したら、面倒でも、PDICの辞書登録をいったん削除して再登録してください。

 

 

l         KDICへのリクエスト

 

辞書閲覧ソフトKDICも有名ですが、これの辞書テキスト形式はPDICの「1行テキスト形式」とほとんど同じで、改行マークが異なるだけです。つまりわずかの変更でテキスト形式を介してKDICとPDICの辞書が共有できる可能性があるのですが、KDIC辞書をテキスト形式に出力できないのがネックになっています。この機能(またはユーティリティ)があると便利だと思うのですが。

 

 

l         Sigmarion III

 

Sigmarion IIの後継機、Sigmarion IIIが発売されました。WindowsCE.NET v4.1を採用、CPUが従来のMIPS系VR4131から、ARM系のPXA255プロセッサに変更。Sigmarion I/IIはH/PC MIPS用だけど、今度はH/PC StrongARM用を使うわけですね。でも、残念ながら現在のところPDIC-CEは動作せず(致命的アプリケーションエラーが出る)。Sigmarion III用PDIC(2003年8月24日、動作チェック版)も動作せず。プログラム上の問題で、対応には時間がかかると思われます。(何でもリソースを取り込めないそうなんですが、C言語に詳しい方いらっしゃいませんか?)

 

PDIC Unicord版は動作するようですが、これはまだα版で、初心者が気楽に動かすには向かないと思います。また母艦がWindows NT/2000/XPでなければなりません。

 

 

l         Buckingham EB Player for WinCE/PPC

 

Windows CEで動くDDwinがあればなぁ、とひそかに願っていたらBuckingham EB Player for Windows CE / PocketPC v1.01に目が止まる。手元の「ブリタニカ国際大百科事典小項目版」「研究社英和・和英中辞典第6版」電子ブックで試すと、ちゃんと動くし使い勝手も良い。PDIC-CE(プログレッシブ英和中辞典+大辞林)との同時使用も問題なく、久々に感動してしまいました。「小学館日本大百科全書」(SONY DD-2001/DD-EB2001 EBXA)も動きました(同名のSONY DD-S1000 S-EBXAは不可とのこと)。

 

感動した勢いで、「リーダーズ+プラスV2」電子ブック版(CD-ROMより安かったので)を入手・インストールしてしまった。インストールといっても、メモリカードにKENKYUSYAなどとフォルダを作ってCATALOG, LANGUAGEとPLUSフォルダをCOPYするだけ。PDICのような変換作業は一切不要です。それでいて、当然ながら発音記号も出るしタグジャンプも出来る。WinCE,PPCで電子ブック、EPWINGを手軽に使いたいという人に強くお勧めします。

 

現在、開発休止状態のようですが、かなり完成度は高いと思います。EPWING v3までに対応。また、市販辞書を扱うには大容量のCFカード等は必須でしょう。辞書圧縮ユーティリティで辞書の圧縮も出来るようですが。残念ながらSigmarion IIIでは動かない模様。詳しくは次のサイトで。

http://www18.tok2.com/home/BuckinghamSoftware/

 

 

l         ExcelとPDIC辞書の連携

 

ExcelやAccessで作成した単語帳をPDIC化したい、逆にPDIC辞書でマークした単語リストをExcelに取り込みたい、でもawkやPerlはさわりたくないという方のために、MS-Officeだけで処理した例を「PDIC辞書化の例」に追加しました。

 

 

 

 

==更新履歴==

04/01/22 「Excelで作成した単語帳をPDIC化する」更新、「Accessで作成した単語帳をPDIC化する」追加

03/11/20 PDIC⇔Excel少し補足

03/11/19 「PDIC辞書をExcel化する」追加

03/11/18 「Excelで作成した単語帳をPDIC化する」追加

03/10/09 解説改訂

03/08/09 「大辞林(電子ブック版)PDICで使う」v0.5、「1行テキスト形式の英大文字単語を小文字化する」v0.1

03/08/06 単語分割・復元ツール(v1.2)、LONGMAN英英(v1.0)

03/07/31 解説改訂

03/07/07 PDIC-CE Tips追加

03/05/10 PDIC-CE Tips新設、構成を変更

03/04/11 郵政省→日本郵政公社に伴う「郵便番号のPDIC化」変更

03/03/20 少し手直し

03/03/12 辞書十一巻(国語)追加

03/02/25 辞書十一巻(英和・和英)追加

03/02/14 リニューアル、新辞林追加

03/02/12 「大辞林(電子ブック版)PDICで使う」改定

03/02/05 大辞林、逆引き大辞林追加

03/02/03 初稿

 

 

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